ガム賞味期限がないという話を聞いたことがありませんか?ガムはお菓子の中でも劣化が少ない種類で、長持ちすることは私たちもよく知っていると思います。うっかりバッグの中に入れっぱなしで時間が経ってしまっていた。という経験がある人もいるかもしれませんが、それでも腐っていたり、劣化していたりすることはなかったのではないでしょうか?実は、ガム賞味期限には意外な秘密が隠されていました。
ガム賞味期限はないって本当?
ガム賞味期限がないというのは、一部の商品においては事実であることが分かりました。例外は、キシリトールガムなどの「特定保健用食品」です。特定保健用食品には1年~1年半程度の賞味期限が設定されており、保存方法によっては劣化する可能性があるそうです。よって、特定保健用食品を除くほぼすべてのガム賞味期限がありません。それでは、なぜガム賞味期限を記載しなくても問題ないのか、見てみましょう。
ガム賞味期限がない理由は?
ガム賞味期限がない理由は、主に以下のものです。
- 食品表示法で「長期間保存が可能な場合は賞味期限を記載しなくてもよい」と定められている
- ガムの包装は密閉性が高く長期間保存でも品質が変化しない
- ガムに使用されている原材料は品質劣化が少ない物質を用いている
【参考サイト:Hankyu FOOD】
ガムに使われている原料はガムベース、糖類、香料など経時的に安定した物質。水分も少ないため、劣化することがほとんどないのだそうですよ。
キシリトールガムには賞味期限がある!
ガム賞味期限がないといわれている中、キシリトールガムは例外で、賞味期限があります。キシリトールガムは特定保健用食品で、健康リスクを低減する効果のある食品として消費者庁長官からの許可を得て販売する必要があります。消費者庁長官の指示により、賞味期限もしくは消費期限を記載することが義務付けられているのです。
【参考サイト:ロッテ】
ガムの正しい保存方法は?
ガム賞味期限がありませんが、おいしく食べるためには保存方法にも気をつけたいですよね。ガムを保存するには、以下のことに気を付けましょう。
- 高温多湿を避ける(高温で柔らかくなる、湿気を吸う可能性があるため)
- 直射日光に当てない(温度変化で本来の固さや味が損なわれる可能性があるため)
ガムは劣化が少ない商品とはいっても、保存方法によってはカビが生えたり溶けたりすることがありますので、正しく管理しておいしく食べましょう。
劣化したガムを見分ける方法は?
ガム賞味期限が記載されていませんので、食べられるかどうかは見た目や食感、風味などから自分で判断しなければなりません。「このガム、食べられるのかな?」と思ったら、以下の点をチェックしてみてください。
- 不自然に固くなっていないか(噛むとパキッと割れるなど)
- ガムのコーティングが溶けていないか
- 本来のガムとは違う臭いがしないか
- カビが生えていないか
まとめ
ガム賞味期限がないという情報について調査しました。ガム賞味期限がないのは事実ですが、一部キシリトールガムは「食品」よりも「特定保健用食品」として扱われるため、賞味期限の記載が義務付けられていることが分かりました。基本的にはガム賞味期限がなく、見た目や風味で劣化しているのがみられない限りは、食べることができます。正しい保存方法で、いつまでもおいしく食べられるようにしましょう!