お酒を飲む人にとって心強い味方であるゼリア新薬工業の「ヘパリーゼ」。しかし、反対に「ヘパリーゼは肝臓に悪い」という噂が?
今回はヘパリーゼの効果について調査しました。
ヘパリーゼとは
ヘパリーゼとは、ゼリア新薬工業が製造、販売している一般用医薬品や清涼飲用水などのシリーズブランドのことで、今回はその中でも第3類医薬品の「ヘパリーゼドリンクⅡ」を扱います。
肝臓水解物、ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン、3種の生薬やビタミンを含んでおり、滋養強壮の効果があるドリンクです。また、二日酔いの予防や回復、悪酔いを防ぐ効果なども期待されていますよ。
肝臓水解物が主成分
ヘパリーゼは肝臓水解物を主成分としており、名前も「肝臓」を意味する「Hepar」と「分解する」を意味する「Lise」を組み合わせた造語なんですね。肝臓水解物はタンパク質を消化吸収しやすい形に変える効果を持っており、効率の良い栄養の吸収に貢献してくれます。肝臓でのエネルギー産出が正常に行われるようになると疲れにくくなり、体のダルさの解消などに繋がるのですね。
また、肝臓水解物は肝臓の細胞の生まれ変わりをサポートしてくれるため、肝臓を元気にさせることにも繋がります。
胃腸のはたらきを助けて風邪の対策にもなる
ヘパリーゼに含まれる「ビャクジュ」や「ケイヒ」といった生薬は胃腸に作用します。栄養の消化吸収を助けてくれる肝臓水解物と共に、弱った胃腸のはたらきを元気にしてくれますよ。
また、ヘパリーゼに含まれる「ジオウ」や「イカリソウ」などの生薬は風邪のひき始めなどの体のだるさに作用します。ヘパリーゼは風邪にかかった時の回復にも効果を発揮しますよ。
ヘパリーゼは肝臓に悪いって本当?
そんなヘパリーゼ ですが、肝臓に悪いとする噂もあるようです。イメージとは真逆のようにも思えますし、ヘパリーゼに入っている肝臓水解物は肝臓に良い成分であるので、これが本当だとはとても思えません。
しかし、ヘパリーゼは「飲みすぎると肝臓に負担がかかる」という側面もある模様。栄養ドリンクを飲みすぎると肝臓に負担がかかる恐れがあるというのは何もヘパリーゼに限ったことではないので「ヘパリーゼが肝臓に悪い」というのは適切ではないように思えますが、肝臓のためにも飲み過ぎは良くないというのは本当なのですね。
ヘパリーゼは一日一本まで
ヘパリーゼは他にも、飲みすぎると吐き気や嘔吐、下痢に発疹などの副作用が出る可能性もあります。実際に公式の用法、用量で「15歳以上の方は1回1瓶(50mL)を1日1回服用してください」と書かれており、飲み過ぎは良くないというのは公式の見解であることが分かりますね。ちなみにヘパリーゼは、15歳未満は服用してはいけません。お酒関係なしにも心強い効果が多いヘパリーゼですが、15歳未満の方は飲まないようにしましょうね。
ヘパリーゼは毎日飲むとどうなる?
一日一本を目安とされている以上、毎日飲んでも問題なさそうなヘパリーゼですが、栄養ドリンクは一般的に常用すると副作用が出る可能性があるとされています。基本的にはお酒を飲んだ時、身体がだるい時などにのみ飲むことを心がけるといいと思います。一日一本であっても、飲み過ぎの時に出る副作用が出てしまう可能性を警戒する声もありましたよ。
ヘパリーゼには様々な種類が
今回は「ヘパリーゼドリンクⅡ」をベースに調査しましたが、一言にヘパリーゼといってもその種類は様々です。ドリンクタイプのものでも第二類医薬品となった「ヘパリーゼHiプラス」「ヘパリーゼキング」「ヘパリーゼキングプラス」などがあり、また錠剤タイプのヘパリーゼもありますよ。様々な種類のものから自分に合ったヘパリーゼを利用するといいでしょう。
最後に
今回はヘパリーゼの効果について紹介しました。様々な効果を持つヘパリーゼ。皆さんもうまく活用して体の不調と戦っていきましょう。