一般的に健康に良いとされているトマトジュース。毎日飲むとなるとデメリットはないのか、と気になる人もいるようです。
今回はトマトジュースの効果について紹介しますよ。
カゴメのトマトジュースの成分は?
日本で人気のトマトジュースと言えば、カゴメ株式会社のトマトジュースです。同商品はトマト100%、食塩無添加のドリンクとなっており、至ってノーマルなトマトジュースという感じですね。スーパーやコンビニでも売られていて、お求めやすい商品です。
カゴメトマトジュースの成分は、要するに大体トマトの成分ということになりますが、リコピンやGABA、カリウムが含まれています。野菜ジュースという括りでみると、GABAが含まれているのが珍しく、またビタミンが控えめというのも特徴的です。
トマトジュースの効果は?
ここからは先のトマトジュースの成分に基づいて、トマトジュース の効果について紹介していきます。
リコピンが血流改善などに効果的!
トマトと聞いて真っ先に連想されるのがリコピンですが、このリコピンという栄養素は血流改善、生活習慣病予防、肥満防止、美肌効果などに効果的。リコピンを摂っていれば体に良いことづくめなんですね。トマトジュースを飲むことの大きなメリットが、このリコピンを摂取できるということなのです。
GABAがストレス社会の強い味方に!
アミノ酸の一種であるGABAは脳の興奮を鎮めて緊張やストレスなどをやわらげてくれる働きを持ちます。ストレスの緩和やリラックス効果をもたらし、更に血圧を下げる効果まで。トマトジュースを常飲すると穏やかな毎日を送れるかもしれませんね。
ビタミンはAやEやCが含まれる
トマトジュースに含まれるビタミンはビタミンA、E、Cです。ビタミンAには皮膚や目の粘膜の健康の維持など、ビタミンEには生体膜の機能の維持や赤血球の溶血の防止など、ビタミンCには日焼けの防止や風邪などに対する抵抗力を強める効果などがあります。ただ、ビタミン目的であればトマトジュース以外の選択肢もありますよ。
カリウムも含まれているが……
トマトジュースにはカリウムも含まれています。カリウムはミネラルの一種で、体外にナトリウムを排出し、筋肉の収縮や神経伝達をサポートするなどの働きを持ちます。体内に必要な栄養素ではありますが、腎機能が低下している状況でカリウムを過剰摂取した場合、過剰なカリウムをうまく輩出出来ずに血液中にカリウムが多くなってしまいます。
高カリウム血症になると筋肉の収縮調整がうまくできなくなったり四肢がしびれたり、といった症状が現れます。
過剰摂取に注意が必要
トマトジュースを毎日飲む際の一日の摂取量の目安は200mlです。毎日飲んでいるからといって必ずデメリットがあるわけではありませんが、先述のカリウムの件からも過剰摂取には注意が必要です。
トマトジュースには様々な種類があり、塩分や糖分が添加されていて飲みやすいトマトジュースも存在します。しかしそういったトマトジュースは、当然ですが過剰摂取のリスクがより大きくなります。理想は塩分糖分無添加のものを飲むことですが、塩分や糖分が含まれている物を飲む場合は摂取量により気をつけましょう。
適切に摂取すれば生活が潤う
適切な量であれば、高血圧解消や血糖値低下、美肌効果などのサポートが期待でき、生活に潤いをもたらしてくれるトマトジュース。バランスの良い食生活の中に取り入れることを心がけたいですね。ちなみに、GABAは睡眠の質にも作用するため、トマトジュースを飲むタイミングは夕方以降が理想的。夕食の際に一杯飲むことをルーティーンとするといいかもしれませんね。
最後に
今回はトマトジュースの効果や過剰摂取した際のデメリットについて紹介しました。一言にトマトジュースといっても様々なメーカーから様々な種類の物が販売されています。体調や味覚にあわせて、自分にあったトマトジュースを飲むようにしたいですね。