健康への関心が高まる中、リンゴ酢に注目する人が増えています。リンゴ酢を飲むとどんな良いことがあるのでしょうか。
今回はリンゴ酢の効果について紹介しますよ。
リンゴ酢を飲むことで期待できる効果は?
リンゴ酢とは、りんご果汁を発酵させて作った醸造酢で、米酢と比べてカロリーや糖質が低く、カリウムが多めに含まれるという特徴があります。酸味がまろやかで飲みやすいのも特徴で、そのまま飲んだり、スイーツなどにも取り入れたりと、摂取しやすい醸造酢ですよ。
体に良いとされているリンゴ酢ですが、具体的にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
カリウムが血圧を下げてくれる
リンゴ酢に多く含まれるカリウムはミネラルの一種で、体内の塩分を排出する働きを持ちます。そのため、リンゴ酢には血圧を下げる効果が期待できるのですね。また、リンゴ酢には風味や酸味があるため、塩分を抑えて料理を美味しく作りたい時にリンゴ酢が効果的となる場合があります。塩分の摂取量を抑え、排出量を増やすという相乗効果が期待できるのですね。
むくみ予防にも効果が
カリウムはむくみ予防にも効果があるとされています。むくみは体内の水分バランスが崩れて細胞間に水分が溜まって出来るものです。体内の塩分量を減らすことはむくみの解消にも繋がるのですね。
「酢」全般の効果も
酢は胃酸の分泌を促し、腸を刺激します。こういった効果は当然リンゴ酢にも期待できますよ。刺激された腸は動きが活発になり、便通の改善につながります。そして便通の改善は肌荒れや代謝低下を防ぐということに繋がるので、美肌効果やダイエット効果もあるということになります。
酢酸も効果が凄い!
酢といえば酢酸、リンゴ酢にも酢酸が含まれますが、この酢酸がとても体に良いのです。酢酸は脂肪の代謝を促進、食事から摂取される糖の吸収を遅らせ、満腹感を長く保つなどの効果を持ちます。こういった面からもダイエット効果が期待できるのですね。また、酢酸は血糖値の安定化、心血管疾患のリスク軽減にも貢献すると言われています。ペクチンなどの食物繊維も含まれており、こちらも糖の吸収を遅らせてくれるのですね。
リンゴ酢を飲むタイミングは?
リンゴ酢を飲むタイミングは食事中や食後が良いと言われています。過食を防ぐ成分を持つリンゴ酢ですが、一方で酸味が舌の味覚受容体を刺激し、唾液などの消化液の分泌を促進することによる食欲増進効果もあるので、食事中、食後などのタイミングが良いとされているのですね。
また、酢は刺激が強いため消化器に負担を与えるという側面もあります。消化器への負担を和らげるのに適したタイミングも、食事中や食後なのですね。
痩せるためのリンゴ酢の飲み方は?
リンゴ酢は飲めば飲むほどダイエット効果が得られるという訳ではなく、1日あたり大さじ1〜2杯、約15〜30ml程度が目安となっています。これぐらいの量であればドレッシングや牛乳、野菜ジュースなどと組み合わせて摂取することも出来ますよね。
商品にもよりますが、実はリンゴ酢は原液そのまま飲むと、強い酸性成分のために胃腸に負担をかけすぎてしまう恐れがあります。そういった意味でも、何かに混ぜて摂取するのがオススメです。
リンゴ酢の大量摂取は危険
先述のように酢酸は刺激が強く、物を溶かす作用もあるために、飲み過ぎると胃を荒らしたり歯のエナメル質を分解してしまったりする恐れがあります。更にリンゴ酢に含まれるカリウムも、腎機能が低下している人が過剰摂取した場合は血液中のカリウム濃度が高くなってしまい、最悪の場合心停止に陥ってしまう可能性があります。
リンゴ酢は適度に摂取すれば体に良いですが、飲みすぎると体を壊してしまう恐れがあるのですね。
「リンゴ酢」を1日1杯飲み続けると体はどう変わる?30日試した意外な結末 | 男のオフビジネス | ダイヤモンド・オンライン
最後に
今回はリンゴ酢の効果や飲むタイミング、痩せる飲み方について紹介しました。マイルドで直接飲みやすいリンゴ酢も中にはありますが、調子に乗って飲み過ぎるのは危険ですね。皆さんもリンゴ酢を飲む際には注意してください。