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凪のお暇のドラマは部屋が良い?凪やゴンたちの生活空間が見どころの一つ!

『凪のお暇』は、コナリミサトさん原作の漫画作品です。

これまでの累計発行部数は200万部を突破しており、2019年にはTBS系列ですでにドラマ化もされている話題作。

原作はとても面白くてファンも多いですが、ドラマはドラマで好評だったという、漫画原作ドラマ化作品としては、どちらも良かったという稀有な作品の一つといえるでしょう。

物語は空気を読みすぎな節約好きのOLが、全てを捨て、新しい生活を始めます。

そこであらためて人間関係を構築したり、時には過去の知り合い(恋人等)から翻弄されたりと、現代の迷える女子たち?が共感できる要素がいくつも盛り込まれているのが人気の秘訣!

ドラマ化のヒット要因には、迷える主人公・大島凪を黒木華さんが演じ、高橋一生さんや中村倫也さん、吉田羊さん、唐田えりかさんなどの主要キャラの配役の良さが影響しているものと考えられます。

ただそれ以外にも、ドラマ化ヒットの影には物語の舞台となるキャラたちの生活空間など、細かなところの演出が良い味を出していたのかもしれません。

凪のお暇の部屋にキャラそれぞれの個性が出ている!

さて凪のお暇は、主人公の凪が会社をやめ部屋を引き払い、物を断捨離して、新たなアパートに越してきてから本番が始まります。

その引っ越し先のアパート(エレガンスパレス)が主な物語の舞台の一つになりますが、ドラマではここでの生活空間設定が、かなりリアリティのあるつくりになっています!

舞台はふる〜いアパートではあるものの、個性豊かなキャラクターたちを模したような部屋のつくりが見どころの一つ。

もちろん原作で見られるキャラたちの部屋もそれぞれで良いのですが、そこに実写ならではの現実感がプラスされると、原作ファンとしても見ていて楽しい発見が多いです!

凪のお暇の凪の部屋

まず主人公の凪の部屋はーエレガンスパレスの1階にある部屋で61間です。

このアパートに越してくる前は、ベッド・ソファ・家電など一通りのものが揃ったOLの部屋という感じでしたが、引っ越し後はとにかく何もなし!

のちに拾ってきた扇風機や段ボールの机がでてくる場面がありますが、それ以外に大きな家具はなく、寂しいぐらいに何もない部屋です。しかし心機一転やり直したいという主人公の描写は、こういった部屋の雰囲気からもよく感じられます。

凪のお暇のゴンの部屋

主人公・凪の隣に住むゴンの部屋は、同じエレガンスパレスの61間です。

ここは主人公とは対照的でかなりものが多い部屋になっています。ハンモックがあるし、音楽系機材はあるし、間接照明だしで、六畳一間で足りる?と疑問を感じてしまうほど雑多な印象。ただ結果的に素敵な空間になっており、ゴンの役柄であるイベントオーガナイザーでメンヘラ製造機という設定に、どこかしっくりくる感じの部屋のつくりです。

凪のお暇の慎二の部屋

主人公の元恋人である慎二の部屋には、未練がたっぷりです。(※ここはエレガンスパレスではない)

そこには凪の歯ブラシや、一緒に食べた豆苗、復縁本などなど、主人公への思いが断ち切れていない演出が多くありました。

セリフだけではイマイチわからない心の描写も、部屋に現れていてたまりません!

凪のお暇の緑の部屋

凪のお暇だとサブキャラクターになりますが、良い味を出しているのが主人公の上に住む住人・吉永さんです。

外では小銭集めをしたり、人から物を恵んでもらったりするような姿を見せていましたが、自宅に行くと、なかはホームシアター化されており、好きなことをきままにする生活空間が広がっています。

この吉永さんの部屋は物語はじめの方で、主人公に影響を与え、その後扇風機を拾いに行かせる勇気をくれたほど。物語の一つのキーとなっている部屋です。

まとめ

凪のお暇では、キャラクターそれぞれの住む部屋にも意味があるように感じられます。

漫画だけでは乏しく感じるリアリティも、実写なら実現可能ですし、作品がより濃厚になっています!

ドラマは2019年夏頃にやっていたので、現在すでに終わっていますが、原作はまだ途中。しかもドラマは途中からオリジナル脚本になっていますので、いろいろな見方・解釈で原作・ドラマをそれぞれ楽しんでみてください!

参考URL
https://www.tbs.co.jp/NAGI_NO_OITOMA/
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