今年も節分の季節がやってきましたね!節分と言えば豆まきですが、皆さんは豆まきの正しいやり方って知っていますか?
今回は節分と豆の関係性について調査しました。
どうして節分の日に豆をまくのか
そもそも節分の日に豆をまくのは何故なのでしょうか。節分というのは季節の変わり目を意味する言葉で、立春の前日にあたる節分の日は、昔「新しい年を迎える日」として重要視されていました。この立春の節分の日に平安時代から行われていた儀式が「追儺」という、鬼を払い災いを避ける儀式だったのです。
追儺は時を経て一般の人々の間にも広まっていき、江戸時代には「豆まき」として行われるようになったのだとか。豆は五穀の一つであり、古くから神聖なものとされてきました。その豆をまくことで、邪気を払って家に幸せを招くことができるとされていたのですね。
【節分とは】2025年は2月2日!方角(恵方)や豆まきの由来・正しいまき方まで解説! |じゃらんニュース
豆を用いる更なる理由
五穀「米、麦、粟、黍、豆」の中でも米の次に大事だとされ、神事に用いられることも多かった豆。「まめ」が「魔滅」、つまり「魔を滅ぼす」という意味に通じるという言葉遊びも、豆まきが悪霊を退けるという信仰に繋がっているようです。
更に、「京都の鞍馬山に現れた鬼を、毘沙門天のお告げに従って大豆を投げつけて退治した」という伝説も残っているのだとか。こういったところも、豆をまく理由の一つになっているのですね。
豆まきには大豆が用いられてきた
豆まきの際に用いる豆は、主に大豆とされています。先述の伝説もあるのですが、他に「豆まきで投げた際の豆の音が悪霊や邪気を払って家の中を清める役割を果たす」と考えられていることから、粒が大きく音も大きい大豆が適切とされているようです。
近年はまいた後に食べられるよう、落花生を皮ごとまくという話もよく聞きますよね。音がしっかり鳴るのであれば、落花生でも適切と言えそうです。
生豆ではなく炒り豆が良い
また、豆まきに使う豆は炒り豆が良いとされています。炒り豆は「魔目を射る」ということで縁起が良いとされているのですね。逆に生豆だと、拾い忘れた豆から芽が生えてしまうのが、縁起がよろしくないのだとか。節分って、大分言葉遊びの文化なんですね。
正しい豆まきのやり方は?
では、節分の豆まきはどのように行うのが正しいやり方なのでしょうか。まず、豆まきは夜の8時から10時頃に行うのが良いとされているようです。そして、豆まきを行うタイミングで家のすべての窓や戸を開け放って福を招き入れる準備をするのだとか。少し寒そうですね。
準備ができたら、家の一番奥の部屋から順番に豆まきを行います。「鬼は外!」と言いながら窓の外に鬼を追い出すように豆をまき、窓を閉めると今度は「福は内!」と言って部屋の中に豆をまきましょう。各部屋順番にやっていき、最後に玄関から鬼を追い払ったら完了です。
豆まきを行うのは誰?
地域によっては豆まきを行うべき人が決まっているようで、家長だったり、年男や年女だったり、厄年の人だったり、様々な説があります。もっとも厳格に決まっているわけではないので家族みんなで楽しむ、でもいいですよね。なお「正しいやり方」という意味では、鬼役は必要ありません。鬼の仮面をお父さんがつけるのが定番のような気もしますが、豆まきで言う「鬼」はあくまで厄。目に見えるものではないのですね。
なぜ年の数だけ豆を食べるのか
節分といえば、年の数だけ豆を食べるという風習もお馴染みですよね。これは、年齢と同じ数の福を体に取り入れるためだとされています。「豆を食べるのが福を体内に取り入れることなら、年の数よりももっと沢山食べたほうがいいのでは?」とも思うのですが、その辺は単なるゲン担ぎのようです。
最後に
今回は正しい豆まきのやり方などについて紹介しました。ちなみに2025年の節分の日は2月2日です!例年は2月3日なのに、節分の日って固定じゃなかったんですね!